Vol.40 自分の担当と組織の成果を結びつけるには
#40
自分の専門の部門と組織全体の目的との関係について徹底的に考えているか?
日常的に自分が担当している業務が、組織の全体的な目的にとって、どのようや意味や役割を持つのか、考えるのは、意識をしないと自分には難しいです。
そもそも全体についての情報を持ち合わせていないこともありますし、自分の方に、全体としての方向性や事業についての認識が甘い場合があります。
日常業務を「こなす」ことに精一杯なこともありますし、「他の人がやってくれるから」と無関心のこともあるかもしれません。
ですが、自分がやっていることは全体の一部分であると考えれば、全体には少なからず影響を与えているだろうし、逆に、全体の方から自分の部門へ影響が及んでいることもあります。
全体の先には、顧客がいます。
自分の担当することは、顧客に影響を及ぼしていますし、顧客からの影響が及んで自分の担当があります。
「全体から部分を考える」ということが習慣になれば、手元の仕事から顔をあげて、組織全体の成果に焦点を合わせることは可能です。習慣となるまで、自分の意識を持とうと思います。
貢献に焦点を合わせることによって、自らの狭い専門分野やスキルや部門ではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向ける。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」