Vol.50 多様な知識を活用する知識組織の鍵

#50 横へのコミュニケーションは足りているか?

 

「この人の関りを得られると、いつもの今までの関係の中での仕事よりも、成果に結びつきやすいかもしれない?」と日常的継続的に関わりがあるわけでは無い人との会話ややりとりの中で、思うことがあります。
いつもの関係性の中に居ない人の存在は、自分自身のアウトプットの可能性を広げてくれることがあります。自分の生み出したものを、より充実させたものとしてインプットとして活用してもらえるのは、やりがいを感じます。

 逆の場合もあります。
 日常的に関わる立場では無いのだけれども、自分の方が誰かのアウトプットを多いに活用させてもらって、成果へと結びつけることがあります。「普段の関係性の中からは得られなかったことだな」と、印象深く記憶にも残ります。

 組織内部の指揮命令系統の関係に無い人や、組織外部の人とのつながりは、上司部下のような関係ではなく「横の関係」「チーム」にも似ています。内側に向きがちな自分の目線を、組織の外へと向けることにもつながります。

 小さな組織や一人会社だと、限られた知識や技能の中で成果に焦点を合わせることになりますが、横へのコミュニケーションを通して、組織外の人ともチームとして仕事をすることは、多種多様な知識や技能を活かすことが鍵となるこれからの組織では、特に大切になってくると思います。
 自分一人の力だけでなんとか為そうとせずに、周囲の優れた智慧に頼ることは、結果として、より良い物をお客様に届けることにつながって行きます。

 これを機に、横との関わりを大事に心がけます。

 

果たすべき貢献を考えることによって、横へのコミュニケ―ションが可能となり、その結果チームワークが可能となる。自らの生み出すものが成果に結びつくには、誰にそれを利用してもらうべきかとの問いが、命令系統の上でも下でもない人たちの大切さを浮き彫りにする。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」