Vol.499 ビジョンの広さ

本日は

#499 ある小さな特定の発展が成功の鍵

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

企業家的なビジョンは、社会や知識のすべての領域にわたるものではなく、一つの狭い領域についてのものであるという事実にこそ、活力の源泉がある

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p245~

 ビジョンという言葉の一般的な印象として、広く網羅しているものとの印象がありますが、未来の事業を築くという観点で言えば、ビジョンは小さな特定の事項に関する物であるべきと言われています。

 ビジョンは事業を通じて実現されるものであって、研究の対象となる哲学ではないからです。

 IBMは「データの処理」に関するビジョンのもとに事業が行われており、コンピュータの技術の進歩をビジョンに掲げていたわけではありませんでした。

 今日は自社の掲げるビジョンが広すぎて哲学的なものになっていないか、確認してみる日です。