Vol.286 候補者選びの場面での正しい問い
本日は
#286 「人とうまくやっていけるか」「イニシアチブをとれるか」で人を評価しない
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
第三に、成果の実績を見る。性格を見るのではない。(中略)正しい問いは、「最近の三つの仕事をどうこなしたか。やり遂げたか。」である。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
成果に結びつくように客観的に設計された仕事があり、その仕事を行うにふさわしい人が選ばれます。人事の結果は、成果につながることが必要です。
とすれば、人事には、「その仕事を行うに必要な能力やスキルが備わっているか。強みがあるか。」「その人が、これまでどのような成果をあげたか」の視点が先に必要になります。
その人個人を描写する視点も必要ではありますが、先に必要になるのは、その人がいかなる成果をあげられるかを教えてくれるもの、です。
とすれば、どのように仕事を行ったかを問い、その中から、その人に備わっている力や資質を捉えて人事を行うのが考え方の順番です。全員から慕われるいい人が成果をあげられるとは限りません。