Vol.197 勤務医が病院から受け取るもの
本日は
#197 顧客に提供するものは何か。そのために必要になるものは何か。
というテーマについて考えてみます。
最初の前提として、われわれの顧客は誰か?顧客にとっての価値は何か?を、考えて認識しておくことが必要です。
病院と勤務医の関係で言えば、そこで働くイチ個人とも言える一方で、病院から見て勤務医は顧客とも言えます。
顧客は何を望んでいるか?病気の患者の来訪?
そうではなく、自分の仕事への助けとなる物を望んでいるはず。整った設備かもしれないし、管理システムかもしれないし、助けとなる看護師かもしれません。
勤務する医者が何を望んでいるか。それらは、目に見える形になっていない物もあります。
顧客が望むものを見極めようとすること、これがマーケティング。
非営利組織は目に見えないものを提供する。顧客にとって価値あるものを提供する。病院は患者の病気を顧客たる医師に提供するのではない。医師の助けになるものを提供する。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」