Vol.174 仕事を私物化しないこと

本日は

#174 リーダーとして、仕事の下に自分を置いているか

というテーマについて考えてみます。


 自分の下に仕事を置くのではなく、仕事の下に自分自身をおくこと。

 これは、「仕事の奴隷に」ということではなく、ミッションや成果や目標といった客観的な物にもとづいて仕事を設計することを求められているよ、ということで、

自分の個人的な趣味や感想、感情で、仕事を設計してはならないよ、ということです。

 昨年後半、Be forestのWEBサイトを作成中に、WEB屋さんからアドバイスと指摘を受けていたのが「自分の世界観が強すぎる」というもの。ブログを毎日更新している身でありながら情けないことに、自社の提供サービスについて言語化・文章化することが実に難儀でした。比喩とイラストを使わないと表現できなかったところ、「世界観が強すぎる」の言葉をいただきました。

 当時はとっても大変だったけれど、仕事の下に自分を置いて、頑張って文章化に取り組み、本当に良かったと今思っています。

第四が、仕事の重要性に比べれば、自分などとるに足りないことを認識することである。リーダーには客観性、一種の分離感が必要である。リーダーたる者は自らを仕事の下に置かなければならない。仕事と自分の一体化をしてはならない。仕事はリーダーよりも重要であって、リーダーとは別個のものである。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」