Vol.285 先入観で人事を行わない

ダムをのぞく長野県は高遠の桜

本日は

#285 何人かの候補者を観察すると適任者が見つけられる

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

(人事は)第二に、候補者は複数用意する。通常われわれは誰が最も適任かは自明と思う。だが感覚で決めてはならない。複数の候補者を観察することによって、親しさや先入観で目を曇らせることを防がなければならない。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

 親しみやすさだけで人事を行うようなことは、今の時代では少ないかもしれませんが、「この人は、こうだから」という思い込みで人事を行うことは十分にあるかもしれません。

適任ではない人事が行われた時に一番困るのは、当事者です。

候補に挙げられた複数の人それぞれの、強みや能力を挙げてみることで、より、「この仕事に、今、相応しいのは、この人である」ということを具体的に明らかにすることができます。

失敗が無いことはありませんが、人という貴重な資源が機会に活かすには、候補者一人で決めないようにと思います。