Vol.266 意見の対立は第三の選択肢をつくること

茅ヶ崎市立図書館前のカトリッ教会

本日は

#266 いま正しい方法のために自分の意見も押し通さない

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

 意見の対立を勧めるもう一つの理由は、あらゆる組織が、反体制派なるものの存在を必要とするからである。変化が必要になったときには、進んで変化を支持することができる者が必要となる。
 ただしそれは「正しい方法もあれば、間違った方法もあり、私たちの方法もあるはずだ」などという者ではない。常に「いま正しい方法はどれか」を考える者である。(中略)しかも望むべくは、組織内で敬意を払われる反体制派が欲しい。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

反対意見の取り扱い方について、前回から引き続き取り上げています。

この時、反対意見の中身が大切だということです。

反対する意見も、自分の方の意見を通したい訳ではなく、

「いま正しい方法はどれか」を考えられる人。つまりは、その人自身が「その意見には反対だけれども、自分の意見も正しくないとも言える」と考えられる、ということです。

Aの反対のB、ではなく、Aでも無ければBでもない、Cを検討できるか?という視点は、とても大事だと思わされます。二者択一ではなく、第三の選択肢を当たり前に検討できることを目指したいです。