Vol.97 意思決定の最初に行うのは問題の〇〇を知ること
おはようございます。
「自らをマネジメントすることは常に可能である」
今日も、マネジメント視点からの自分へのPrompt(MP)について、さっそく、答えていきますね。
今日のMPは
#97 この問題は、一般的な問題か、例外的な問題か。何度も起こることか、個別に対処するべき特殊なことか。
です。
成果のあがる意思決定には5つのステップというのがあり、その最初のステップが「問題の種類を知る」というものです。
決定が求められる場合って、どんな場合でしょう。みなさんはどう考えますか。
「大変大変!これは一大事だ!」と慌てているかもしれないし、深刻になっているかもしれません。
「こんなこと、今まで無かったのに!」と初めての問題にアタフタ。
となると、すべてが「例外的な問題」に思えてくるけれども、果たして、そうだろうかと、立ち止まって考えてみるというのが必要です。
自社や自分にとっては初めての例外的な問題であっても、世間的には一般的な問題、というのがよくあります。M&Aなどは、その類です。一般的な問題は、原則や方針に従い、原則を適用して乗り越えていくことができます。先例や類似例が参考になります。
真に例外的な問題は、検討が必要です。
本当は一般的な問題にも関わらず例外的な問題と判断してしまうと、検討で、その場しのぎの対応になりかねません。
問題の種類を判断で間違えないように。
今日は
MP#97 この問題は、一般的な問題か、例外的な問題か。何度も起こることか、個別に対処すするべき特殊なことか。
というMPから、自分も考えてみました。
みなさんも、ぜひ、何か問題にぶち当たった時に、考えてみてくださいね!
圧倒的に多く見られる間違いは一般的な問題を例外的な問題の連続として見ることである。一般的な問題としての理解を欠き解決についての基本を欠くために、その場しのびで処理する。結果は常に失敗と不毛である。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」