#13 万能の専門家では無い人をどのように活かすことができるか

自問自答 #13
「万能の専門家ではない人を、どのようにしたら活かすことができるか?」

万能の専門家ではない人、

ということは
どこかの分野は人並み外れて優れているけれど、一方で、
他の分野は並み以下、という人、かもしれません。

「なんで、これは並み以上に良く出来るのに、これは出来ないんだ!」と、万能ではない人にイラっとしたりザワザワを感じることがゼロではありません。
そういう時は、優れている方ではなく、専門に比して出来ない分野に腹を立てていることが自分の場合はあるわけです。

でも、よく考えてみると
すべてに優れた専門家、って、居るんでしょうか。

そもそも自分も、そうじゃないよね。隠していたとしても苦手な分野や持っていない気質って、あるよね、と。
自分は例えば冗談を言って場を和ませるようなことは全くできないので、そういった部分が必要なときは、得意な人や出来る人がいたらば、お任せしたいし頼りたいです。
でも一方で、場を和ませるのが得意な人が、真剣な場面や緊張感が必要な場面で冗談を言ってくれたらば、「今じゃないでしょ」と、カチンと来るかもしれません。

人は、自分も含めて万能ではない。
その事に尽きるな、と改めて思います。

だとしたら、その人の性質が活かされるような役目を任せるなど意識的に計画することは必要だな、と思います。
強みを生かす、その姿勢です。

今日もイライラカチンとしませんように☆

万能の専門家が必要なわけではない。そのような人は万能の天才と同様に存在しがたい。われわれに必要なものは、専門分野の一つに優れた人をいかに活用するかを知ることである。

P.F.ドラッカー「経営者の条件」