Vol.443 報酬が支払われている対象

本日は

#443 貢献している知識に対して報酬を受けているか

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

IBMは、コンピュータという製品について代金を請求している。しかし、IBM自身もその顧客も、知識が重要なのであって、製品ではなくサービスが購入されていることを知っている。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p158~

顧客から必要とされている知識とキャッシュポイントが別になっている場合は、知識社会の現代では往々にしてあるかもしれません。

 キャッシュポイント=他社と外形的には差が見えない製品や商品、サービス

 知識=他社とは内容が大きく異なることもある、独自の力

 顧客が自分のどの部分への企業の貢献に満足しているかは、顧客に聴いてみないと分かりませんので、突き詰めて考えると、どの知識が貢献しているか、どの部分から報酬を受けているかも、自分達の意見のみで推し量ることはできない物でもあります。

 対価を支払われている物そのものと、貢献している知識を分けて考える視点は常に持っていたいです。

 今日は、顧客価値に結びつけながら、自社の知識について改めて考えてみる日です。