Vol.435 特有の力が発揮されやすい状況を知ることも必要

本日は

#435 時間的圧力を例に知識を考えてみる

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

しかしプロジェクトを一つひとつ調べた結果、原因が明らかになった。契約期限のきついプロジェクトでは常に成功していたのである。すなわち同社に特有の能力は、時間的圧力のものでの仕事ぶりにあった。そのようなときにのみ大きな成果をあげるチームが自然に編成されていた。対して、何の圧力もない時には、誰も契約やプロジェクトを気にかけてもいなかいかのようだった。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p149~

わが社に特有の能力は何かを考えるとき、成果をあげられる場合もあれば、あげられない場合もある。その違いは、その力が発揮され機能する状況の有無である、ということもあります。

ここまで会社内で知識分析を出来ているか、大きな違いです。

特有の能力の内容そのものだけでなく、成果を上げた時にその能力が使われていた状況までを分析に対象に入れて考えることができるかが、大事になります。

時間的圧力の他にも、どのような顧客を相手にしているか、少人数のチームなのか大人数なのか、状況の違いもあるかもしれません。

今日は知識が生かされる状況について考えてみる日です。