Vol.257 権限を委譲するときのルール
本日は
#257 権限を委譲する際に決めておくこと
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
あらゆる者が権限の委譲が大切であるという。しかし権限の委譲を意味あるものにするには簡単なルールが必要である。委譲した権限の内容、目標、期限を明確にしなければならない。委譲した者と委譲された者の間に期待と責任についての理解がなければならない。さらには、委譲した側からのフォローがなければならない。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
委譲する側からみると、呼吸をするように自然に無意識にできるレベルのことである場合もあるからこそ、委譲する時には具体的内容や方法についてを明確にすることが重要になります。
ですが、明確にする仕方を一歩間違えると、委譲ではなく、やり方の指示命令になりかねません。
それでは、支配や管理やコントロールと同じことです。
委譲する権限の内容、目標、期限など、意思決定時の枠組みや軸となるものを明確にすること。
その前提として、期待していること(委譲される側から捉えたら、応えるべき責任)を共有すること。
途中でのフォローも欠かせません。
今日は、自分が委譲を行う場合は何を明確にするか?を具体的に整理する日です。