Vol.210 戦略を実行にうつすために必要な道具の中身を考える

本日は

#210 いかなる道具立てが必要だろうか。具体的に考える。

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

私はいつも対プロシアの、対スペインの素晴らしい作戦書を手にやって来た将軍たちと、ナポレオンとの会話を思い出す。ナポレオンが静かに聞く。「馬は何頭必要か。」そこまで考えている者はいない。馬の総数が足りない。よくある話である。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

 戦略を実行に移すには、資源が必要です。さらには、資源をどのように配置するのか、どれだけ配置するのか。これらまでを検討に含めて実行がされないことには、戦略の実行が始まった後に、足りない物や足りないプロセスが出て来ます。

 資源=必要な道具、と言うこともできます。
 道具についての算段をどれだけ具体的に予め行っているか。
 コミュニケーションを通して、これらについても共有し合う必要があります。

 人に伝わる状態をつくるためだからこそ、必要な要素を先に考える視点が大切です。
検討がされていなかった事柄が途中から明らかになることもありますが、全くの検討ゼロと、多少は検討出来ている状態とでは、取り掛かる内容も変わって来ます。