Vol.114 満場一致の意思決定の落とし穴
おはようございます。
「自らをマネジメントすることは常に可能である」
自作した「マネジメントの問い」を当事者である自分自身に投げかけて、
事業、仕事、自分自身のマネジメントに日々取り組んでいます。
本日のテーマは
#114 反対意見が出ないまま、意思決定していないか
です。
さっそく自分の場合を答えて行きたいと思います。
みなさんも、考えてみてくださいね。
満場一致で決められたら、「皆で意見が揃ったね」と一体感や安堵感が生まれるかもしれません。議場で出される反対意見に個人的感情が載せられる場合もあるので(ドラマの見過ぎ?)、滞りなく決められるとよかった、と思うかもしれません。
ですが、ここで待たなければなりません。私たちは、事実ではなく、仮設を検証していたはずです。だとしたら、反対意見が出なかった、異なる視点からの意見が出なかったという状況は、仮設検証として十分ではなかったのでは?と思わされます。そんなに簡単に答えを出せるような場面でも無いと思いますし。
普段から、異なる意見を言いやすい環境だと、こういった大事な局面で反対の意見を言い出すことも抵抗が薄れるかもしれません。「別の意見、ある?どう思う?」というのを日常的に聞くようにするとか。
人の時間や人の強みという貴重な資源を無駄なものに当てないためにも、決定の時は急がない。異なる視点との対話を繰り返し、立体的に捉えられるようにすること、です。
今日は
#114 反対意見が出ないまま、意思決定していないか
という質問から、自分も考えてみました。
今日も、よい一日になりますように。
決定において最も重要なことは、意見の不一致が存在しないときには決定を行うべきではないということである。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」