Vol.292 人は失敗することによって育っていく
本日は
#292 倒れたときに助けて起こす励まし役はいるか
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
第三に、エリート扱いしてはならない。(中略)わたしの経験によれば、二三歳の有望株が四五歳のばりばりになる保証はない。五〇歳で世界を舞台に活躍している者が二三歳の頃は薄ぼんやりした青年だったりする。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
短く多くはない経験を振り返っても自分がそれまでとは違ったアウトプットができるようになった前には、必ず痛みを伴う失敗がありました。
赤ちゃんは、はいはい歩きから、つかまり立ちができるようになり、歩き出す。
自転車も、両輪補助輪走行から、片輪の補助輪になり、補助輪を外して転びながらも、運転できるようになる。
人の成長過程には、必ず「できない状態」が続きます。
若い時から数十年後の結果が決まっていることはありません。「できない」が「できる」になるために、さまざまな時期を経ます。
育成する側からみると、指導する時期、相談にのる時期、評価を手伝う時期や励ます時期、など、それぞれの時期があるけれど、成長は本人自身のものであり、周りは手助けをできるのみです。