Vol.276 数値で表すことのできない成果

朝焼け

本日は

#276 仕事そのものは成果ではない

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

非営利組織にはもともと成果を軽視する傾向がある。「われわれは大義を奉じている。神の仕事をしている。人の人生をよりよいものにしている。したがって仕事そのものが成果である。」という。
だが、それではよい仕事はできない。企業が成果のありえないところで資源を浪費すれば、失うのは自社の資金である。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

 

社会的に見て価値のあること、「それは大事なことだよね」と多くの人が感じることを目指していると、その活動自体に価値があり成果をあげていると思う人も現れるかもしれません。「行動することに意義がある」という感じです。

 確かにアクションには価値があります。外に向けての行動が無い限り、変化が生まれることはありません。

 ですが忘れてはならないのは、行動に使われた資源があったということ。資源は、他の人のお金かもしれないし、他の人の労力や時間かもしれません。

 資源は成果に結びつくところに投下されてこそ。その判断の為には、仕事していることを成果と捉えるのではなく、成果そのものを、数値で無くとも評価判断できる形で設定することから目を背けないこと。難しいですが。