Vol.205 生産要素をそれぞれに生かす
本日は
#205 生産要素(人、資金、時間)を、いかに活用できているか
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
改善のための戦略では、生産要素ごとの戦略が必要である。(中略)第二の生産要素が資金である。同一の資金からいかに多くのものを生み出すかである。資金は常に不足した状態になる。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
生産要素、つまり、「なにかを生み出すことができる自分が持っている物」のことです。
持っているものを使う。持っているものを生かす。
持っているものを「いかに」使うか・生かすかという視点は、見落とされてしまうことがあります。
「必要な物がないからできない」となったり「他から手に入れよう」と考えるのではなく、「持っているもの」の活かし方を十分に磨くことができます。それが改善のための戦略です。
イメージとしては、「一つで二度美味しい」みたいな感じです。一つ二役。
資金を投じて人の知恵を借りるとします。「お金を払って知らないことを都度、フォローしてもらう」ととらえるのと、「お金を払って、自分には無かった視点を身につける」とでは、数年経った時に、自身が出来ること・行うことの内容や中身は大きく変わっているはずです。
どちらが良い・優れているではありません。どちらを目指すか。意図に向かって、それぞれの生産要素の活用レベルをあげていくことが大切です。