Vol.206 設定する目標の高さをどれくらいにするか

本日は

#206 目指す改善のレベルが高すぎることはない

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

改善のための戦略では目標が必要である。しかも野心的なくらいの目標が必要である。(中略)目標は高く設定しなければならない。ばかげているといわれない程度に、しかし、かなり頑張らなければならない程度に高く設定しなければならない。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

 荒唐無稽なほどに高い目標を掲げるのは、非現実的ゆえに、ただのスローガンや佳き意図で終わってしまい、行動が変わらないことも考えられます。

 目標という道具の目的は、「持っている資源の投下と集中を決めること」、です。時間や人材を、どこに、どれだけ費やすかを決定するのが目標の役割です。表現が難しいですが、達成することが目的や役割ではなく、資源配分を決めるのが目標の役割です。

 たとえば、自分が食べる程度には食事の準備は出来るけれど、一度も人に手料理をふるまったことのない人が立てた

「客人1名を最高の料理でもてなす。品数は3品+デザート1品。調理準備時間は1時間、予算は5,000円以内、客人から『今日はとっても楽しい時間でした、ありがとう』」と感想をいただけたら良し」という目標。当人は、かなり頑張りが必要ですが、このような内容で目標を立てられると、時間の配分や予算配分、自身の労力の配分や、もてなし全体の構成など、具体的な内容が変わってきます。

 目標は、成長やイノベーションの場面に限らず、「現状の改善」の場面でも設定されます。高く具体的なレベルを目指します。