Vol.115 「あの人は間違っている」という仮定からスタートしない
おはようございます。
「自らをマネジメントすることは常に可能である」
自作した「マネジメントの問い」を当事者である自分自身に投げかけて、
事業、仕事、自分自身のマネジメントに日々取り組んでいます。
本日のテーマは
#115 自分とは違う意見を言っている彼が見ている現実はなんだろうか
です。
さっそく自分の場合を答えて行きたいと思います。
みなさんも、考えてみてくださいね。
意思決定の際に大切なのは、異なる意見を得るということ。物事を多面的に捉える視点です。
自分とは明らかに違う意見を言っている人は、自分とは全く違うものをみて判断しようとしているということになります。自分が見えてないものが、見えているのかもしれない?となると、多面的に捉える必要があるわたし達としては、これを見過ごすことはできません。
その取り組みをやるか・やらないか、で意見が二つに割れる場面があります。歩み寄りは難しいかもしれない。「やる」に立つ自分からみれば、「やらない」を選ぶ人は、やる気がなかったり意欲が無いように見えてしまう時期が長くありました。ですが、「やらない」を選ぶにも理由があり、その理由を一つひとつ聴くことです。聞かせてもらうことです。すると、意外にも、自分の「やる」と思っていたことの見通しの甘さや新たな問題を示されたりして、「やらない方が、良さそうだな」と思う、なんてことが自分の場合はこれまでに何度かありました。
反対意見に聴く耳を持つ、理由まで聴く、その徹底だなと思わされます。
今日は
#115 自分とは違う意見を言っている彼が見ている現実はなんだろうか
という質問から、自分も考えてみました。
今日も、よい一日になりますように。
明らかに間違った結論に達している人は、自分とは違う現実を見、違う問題に気づいているに違いないと考えるべきである。もしその意見が知的で合理的であるとするならば、彼はどのような現実を見ているのかを考えなければならない。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」