Vol.110  事実を探しても意思決定はできない

 

おはようございます。
「自らをマネジメントすることは常に可能である」
自作した「マネジメントの問い」を当事者である自分自身に投げかけて、
事業、仕事、自分自身のマネジメントに日々取り組んでいます。


本日のテーマは

#110 事実からではなく自分の意見からスタートしているか。仮説として検証する用意はあるか。

です。
さっそく自分の場合を答えて行きたいと思います。


 意思決定のために判断する材料として、事実を集めてくる場合があります。

 事実を集めてくる。そうです、実際は、「自分が必要」と思う基準に従って事実を集めてきているわけで、漏れている事実も、当然にあります。自分の意見を裏付ける事実を集めてきてしまうのです。

 なので、自分の場合は、「これは自分の意見だけどね」と、あくまでも自分の意見であることを自分に言い聞かせることから始めています。でないと、裏付け事実を探して補強してしまいます。

 意思決定の際は、「意見」を集めてくるようにしています。事実集めはしない。意見なので、相応しいかもしれないし、合っていないかもしれない。仮説として検証するもの、としてまな板の上に載せる感じです。

今日は 

#110 事実からではなく自分の意見からスタートしているか。仮説として検証する用意はあるか。

という質問から、自分も考えてみました。
では、今日もよい一日を。

成果をあげる者は事実からスタートできないことを知っている。誰もが自分の意見からスタートする。しかし、意見は未検証の仮説にすぎず、したがって現実に検証されなければならない。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」