Vol.412 不合理に見える顧客の選択も正しい

本日は

#412 顧客は合理的である

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

メーカーや供給者は、なぜ顧客が不合理に見える行動をするのかを知らなければならない。顧客の合理性に適応すること、あるいは顧客の合理性を変えようとすることが、メーカーや供給者の仕事である。しかしそのためにはまず、顧客の合理性を理解しそれを尊重しなければならない。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p123~

顧客がその製品やサービスを選ぶこと(選ばないこと)には、合理的な理由があります。

特に法人の場合を考えると分かりやすいかもしれません。B to Bの業種の場合、自社の提供サービスを活用する顧客は、自社の不合理を解決するためにその製品サービスを購入しています。内製化できない事業プロセスをアウトソーシングするような場面です。

顧客は不合理を解決したい=合理性を得たい、と考え、注文している、と言えます。

顧客の判断と意思決定には合理的な理由があるわけです。自社の価値観や基準と異なる場合であっても。

今日は、顧客が何を合理的と捉えているか、考えてみる日です。