Vol.410 競争相手は他社の同種の製品ではない
本日は
#410 私たちの競争相手は誰か
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
顧客が買うものは満足であるという事実から、あらゆる製品とサービスが突然、まったく異なる生産、流通、販売のされ方をしている他産業の製品やサービスと競争関係に置かれる。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p119~
顧客が買っているものを製品とみてしまうと、提供側の企業としては競争相手は他社製品と考えがちです。
ですが、顧客が買っているのは満足感を中心とした感情です。
「高級車を購入している顧客が買っているのはステータス」、そう考えると、高級車の競争相手はお手頃価格の車ではなく、ハイブランドの洋服や宝石、高級リゾートでの旅行かもしれません。
顧客がどんな感情を得るためにその製品を購入しているか?を企業側は認識している必要があります。同じ種類の満足感が得られるならば、まったく異なる形態の製品であっても、顧客はそちらを選ぶかもしれません。
今日は、自社の製品を通じて顧客が得ている感情がなにか、社内で話し合ってみる日です。