#22 自己満足な仕事で終わらせないためには
今日の自問は
「外の世界に目を向ける時間をとれているか?」
です
仕事は自分が手を(頭を)くだすため、自分の「意識」の中で行います。
自分が知っている、自分の予想の範囲内の、世界です。
一方で、成果は、組織の外の世界に起こる変化ですから、自分のもとに生まれたり生じたりするものではありません。自分以外の人の元で起こるものです。
人の反応の変化や気もちの変化、感情の変化など、自分の範囲外で生まれるものです。
これを、どれだけ見ることができているか。
外の世界に目を向ける時間をとれているか。
更に言うと、外の世界の「変化」につながる作業まで踏めているか、ということかもしれません。
プロセスが、自分の手もとで止まって終わっている。手元にあるままで、外につながるプロセスを踏めていなければ、変化は永遠に訪れません。
どこかの段階で、外への一線を超えるプロセスが必要だな、と思います。
さらに、外へのプロセスを踏めたとしても、それは、自分以外の人に変化が生まれるようなアウトプットなのか?という点もあります。自分にとっては良いけれど、外の世界の人にとっては良いわけでは無い、となると、やはり、成果は永遠に生まれません。
外への一歩も大事だし、外に変化が生まれる物としての準備も必要だし。
必要なことは人によって違うのかもしれませんが、
自分の満足だけで終わってしまうものだと、そこから成果は期待できない、といったところでしょうか。
「外の世界に目を向けてとる行動」自分に必要な物はなんだろう?時間を使って見定めなければ。
多少なりとも成果と業績をあげるには、組織全体の成果と業績に焦点を合わせなければならない。したがって、自らの目を、仕事から成果へ、専門分野から外の世界、すなわち成果が存在する唯一の場所たる外の世界へ向けるための時間を必要とする。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」