Vol.416 自信をもって自社の事業を定義するための方法

本日は

#416 誰が、どこで、何のために買うのか

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

外部からの事業の見方には、三つの側面がある。すなわち「誰が買うか」だけでなく、「どこで買うか」「何のために買うか」という視点がある。あらゆる企業が、顧客、市場、用途のいずれかを中心に定義できる。それらの三つのいずれが適切であるかは事業によって異なる。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p128~

事業を外部からの視点で分析することに取り組む際の一つの切り口が「顧客」でした。

この「顧客」を、「われわれの顧客は誰か?」「顧客にとっての価値は何か」という問いに、形式的表面的に答えるのではなく、「どこで買うのか」「なんのために買うのか」という市場や用途の点も考慮して考えるのが、鍵となります。

多様で多面的な存在だからこそ、一つの切り口ではなく、その実態をいかにして捉えようとするのかが大切になります。

「なんのために買うのか」を考えることは、結果として「顧客にとっての価値は何か」を考え応えることにつながりますし、

「どこで買うのか」を考えることは、事業のプロセスや流通チャネルを確認することになります。

今日は、自社の顧客が「どこで買うのか」「なんのために買うのか」にまで視野を広げて考えてみる日です。