Vol.415 どの業界で使われているか、どの用途で使われているかで自社事業を分析する

本日は

#415 特定の個人や企業を顧客と考えることができない場合

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

素材産業は市場を中心に分析すればよい。例えば、銅にはあまりに多様な顧客がおり、あまりに多様な用途があって、顧客や用途からは分析が不可能である。しかし、銅製品の何パーセントが建設市場向けであるという事実からは、意味のある分析を行うことができる。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p123~

事業分析を行う際に、顧客について考えるわけですが、業種によっては特定の誰かを自社の顧客と置けない業種や業界もあります。

素材産業などが一例です。

顧客や用途が多様過ぎて、一つ一つを分類してもその結果、意義ある内容が分かるかといったらそうではないかもしれません。

その場合は、「どの業界で使われているのか」「どういった用途で使われているのか」に注目して分析することもできます。

分析の枠組みとしては大きすぎるように感じるかもしれませんが、細かく分析しても意義ある結果が得られない場合に比べれば、事業分析としては意義があります。

今日は、自社の製品サービスが活用されている業界や、使われる用途について、考えてみる日です。