Vol.414 お金を払う人=顧客、とは言えない場面がある
本日は
#414 顧客は支払う者ではなく買うことを決定する者である
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
缶詰メーカーには主たる顧客がいる。主婦と食品店である。食品店が陳列してくれなければ主婦も購入してくれない。主婦が自社のブランドに忠実であって、棚になければ、目につく棚にある他社の有名品を買わずに、ほかの店まで探しに行ってくれるなどと考えることは、自己欺瞞にすぎない。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p123~
実際に代金を支払う人=顧客、とは言えない場面は、一般消費者向けの製品サービスの場合はイメージしやすいかもしれません。
住宅や自動車の購入名義は夫でも、家庭の妻の視点や意見が生かされている場合
学習塾の月謝を払うのは親であっても、実際に塾に通いサービスの提供を受けるのは子ども
これらの場合はイメージがつきやすいかもしれません。
B to Bの場面でも別の物と考えないことが大切です。
全ての事業プロセスを自社内で完結させるサービスは少ない、と考えると、最終購入者に至る前のチャネルや途中のプロセス段階への配慮が必要になります。
今日は、実際に購入されるまでの間の、どの段階で誰の意思決定が影響しているのか?分析してみる日です。