Vol.273 成果は顧客の能動的な関与と一緒に生み出して行くもの
本日は
#273 成果は顧客と一緒に生み出すものであるとき
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
いまの学校は、教師にいろいろなことをやらせ、生徒は座らせておくだけになっています。生徒は覚えるだけでよいとしています。そして、成績というアメとムチを用意しています。しかし、生徒が能動的に動くようにしないかぎり、勉強の成果は貧弱なものたらざるをえません。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
学校教育の場面での生徒に限らず、わたし達の提供サービスの中には、顧客と一緒に成果を生み出して行くものがあります。
その人自身の主体的・自律的な取り組みが必要なサービスが提供されている場面です。病院や整体治療院、学び直しのスクール、スポーツジムなどが、そうです。
生活習慣病は医者に治してもらうものでもないし、慢性の肩凝りも鍼灸師に治してもらうものでもありません。
健康やスキルの習得などには、顧客たる一人の人が、その人自身から、能動的に動き始めるように、私たちサービス提供側の取り組みが欠かせません。