Vol.313 問題を表に出してくれる問いの大切さ
本日は
#313 「伝えたいことがある」ではなく「聴いておくべきことは何か」の問い
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
面白いことに、それまで大勢の者を悩ませていた問題のほとんどが、表に出たとたんに消える。私の友人は、そのような問題を靴の中の小石と呼んでいる。あらゆる関係を双方向のものにしたとき、あらゆる問題が靴の中の小石でしかないことが明らかになる。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
「聴け、話すな」という有名な言葉があります。原文は「Listen first, Speek next」、まず聴きなさい、という意味です。
お互いの関係性を双方向性のあるものにすることが大事な場では、自分が伝えたいことを伝えるのではなく、相手が自分に伝えたがっていることを先に聴きだすことによって、自分が伝えたかったことを伝える必要性が無くなる場面も考えられます。
相手が自分の口で自分達の状況や考えを語ってくれると、それらを通して、自分達は相手の理解に近づくことができます。それを踏まえたら、伝えたい内容も変わって来るかもしれません。
今日は、一緒に働く身近な人達に「知っておくべきことは何かありますか?」と聴いてみる日です。