Vol.238 目的を間違えない

うれしい新芽

本日は

#238 イノベーションは何のための手段か

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

非営利組織が成果をあげるには、改善とイノベーションの戦略を必要とする。改善とイノベーションは重なりあう。どこまでが改善であり、どこからがイノベーションであるかはいえない。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

「イノベーションを起こすことが必要で重要」とは、よく言われますが、言葉が先行することで成果につながりにくくなっている可能性もあります。

イノベーションは目的では無いからです。手段の一つにすぎません。

目的の基本は「お客さんにとっての良い変化」、顧客からスタートすることに変わりはありません。

その中での方法が、結果として知識同士を新たに結合するイノベーションの場合もあるし、現状をブラッシュアップさせる改善の場合もある。

イノベーションを「起こす」、「改善する」ことを目的に置かないことです。

目的は、成果や顧客価値。それらの内容が、イノベーションを通じて変化していく、ということ。

今日は、「わたし達の組織のお客様が、今までとは異なる形で満足を得られるには?」を考えてみる日。