Vol.215 組織の方向づけを変えるタイミング

参道の入り口に映し出された影の鳥居の荘厳さ

本日は

#215 うまくいっている時に「さぁ、改善しよう」と言えるか

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

20年前のシアーズ・ローバックは流通の花形だった。アメリカ人の7割がシアーズのファンだった。ところが、自己満足に陥って流通市場の変化を無視した。うまくいっているときほど「もっとうまくやれないか」を考えなければならない。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

 うまく行かなくなったとき、うまく行っていないときに、「改善しよう」と始めるのは、「改善しなければならない」とも言える、マイナス状態へのてこ入れです。それでようやく、マイナスがゼロになる。それを改善と言えるのでしょうか。プラスにはなっていない状態です。

 プラスにする、プラスを増やすことを目指すなら、取りかかるタイミングは、うまく行っている時です。改善=プラスを増やすことを目指したいものです。

 改善は、なんのためにするか?自分のために?利益や売上げのため?

 結果として利益や売上げに繋がることがあっても、スタートの目的は「もっとお客様に喜んでいただくには(どうするか)」です。
改善の目的は、顧客への貢献にあります。

 今日は、うまく行ってることの中から「さらに良くするには?」を考える日☀