Vol.199 「顧客」という言葉の指す意味・当てはまる立場の人

本日は

#199 あらゆる関係者を顧客として捉えられているか

というテーマについて考えてみます。


 「顧客」というと、対価をお支払いくださる方を思い浮かべることもありますが、成果をあげる(=組織の外の世界に良い変化が起こること)ことから考えると、自分達が関りを持つ立場の人は、多岐にわたってきます。

最終消費者以外の人の事情や望むもの=顧客にとっての価値を、どれだけ考えることができるか。彼らの関心は何か、目的は何か。

それらを自分達の認識や見方で推しはからないことです。

立場が変れば抱えている事情も変わり、持つ期待も異なる。

 関係のある人や組織を「顧客」と捉えられることで、アクションも変わって来ます。

スーパーが棚に並べてくれなければ石けんは売れない。目につくところに置いてもらわなければならない。主婦が買ってくれなければ、同じく売れない。したがって、石けんメーカーには顧客は二種類ある。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」