Vol.86 集中のための第一の原則
最も重要なことに集中する。
「集中」と聞くと、選択と集中のイメージで、「なにか限られたものに限定する」ということをイメージされる方も多いと思います。
「なにかに限定する」ときのイメージって、どうでしょう。数ある中から選び出すイメージを自分は持っていました。
けれども、集中のファーストステップ=選ぶこと、ではない、とういのが衝撃です。
集中のファーストステップ=捨てること、だというのだから。
捨てるのが物だったとしても、なかなか処分できずに知らない間に溜まってしまうことがあるというのに、それが仕事や活動だとしたら、捨てる=辞めるのは、結構大変です。自分の中だけで完結している事であれば抵抗感も小さいかもしれませんが、そこに、相手や関わる人がいる仕事や活動だと、これはなかなか大きなことです。
ですが、集中のための「第一の原則」と言われるからには、手をつけなければなりません。
「まだ、行っていなかったとしたら、今、これに、自分は手をつけるだろうか?」の一点から、冷静に考えてみる。この避けては通れない問いですし、むしろ、判断基準の1つになってわかりやすい、と思えます。
実際、この基準に従って、捨てる(廃棄)をいくつか経験してきました。後悔は全くなく、その後の集中を通して確実に変化が生まれています。基準に従って判断できて本当によかった。
今日は
#86 まだ行っていなかったとしたら、今、これに自分は手をつけるだろうか。
というMPから、自分も考えてみました。
今日もよい一日にしていきます☀ ありがとうございます☀
集中のための第一の原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てることである。そのためには自らの仕事と部下の仕事を定期的に見直し、「まだ行っていなかったとして、いまこれに手をつけるか」を問うことである。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」