Vol.72 強みを活かすことは社会にとっても必要なこと

MP#72 組織という主体の点から、人の強みを活かすことを捉えているか

 

 知識労働の時代においては、組織にとっても、働く人にとっても、強みを活かすというのは無くてはならないことです。

 新しい資本たる知識は働く人に蓄積されていくため、組織から見たらば、自分達の組織で働く知識労働者は非常に大きな存在です。彼らが組織を通じて成果をあげるには、できないことではなく強みを活かすことが、もっとも効果的です。

 昔の時代に比べて仕事を選べる時代になった現代では、その人自身が成果をあげるためには、持っている知識を活かす自分の資質=強みへの理解と活用が欠かせません。自分の強みを知らなければ、人に活かしてもらうことも自分で活かすことも難しくなります。

 組織を通じて個人も成果をあげることを社会は求めています。成果は社会にもたらされるプラスの変化のこと。つまり、社会に良い変化は、個人の強みが活かされない限り起こりえないということ。

 そう考えると、働く人自身は、自身の強みを活かす仕事を選ぶことが求められますし、仕事を任せる組織の側には、その人の強みを活かす人事が必要となります。

 社会から求められている、と捉えると、強みを活かす、ことの意義も変わると認識しました。真摯に取り組むことだな。

 今日は

#72 組織という主体の点から、人の強みを活かすことを捉えているか

というMPから、自分も考えてみました。

今日では、誰でも自らの能力に最も合った知識分野を選択し、かつ雇用の場を見つけることができる。かつてのように自らを雇用の場に合わせる必要はない。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」