Vol.68 一生向き合うのは「真摯さ」

MP#68 自分に真摯さはあるか、真摯さある行動か

 どこかズルかったり、卑怯だったり。意地悪だったり、傲慢だったり。人にはいろいろな側面があります。自分の中にも、残念ながらあります。自分自身の心の弱さが原因です。いつもそうでは無くとも、追い込まれたり余裕が無いと出てくる質のようなもの。

 真摯さを定義することは難しい、と言われていますが、真摯さが無いことは、どういうことかを判断することはできると言われています。たとえば、何が正しいかではなく誰が正しいかに関心があることや、強みではなく弱みに目を向けるようだと、真摯さがあるとは言えません。

 頭の中では「確かにそうだよね!」と思っていても、なかなか難しく感じる部分はあります。「確かにそれが正しいのだけれども、、、、(あの人の意見は聞きたくない)」みたいな。感情の揺れです。真摯さと敬意は親戚のような気がします。

 あくまでも、自分に関してですが、相手がいる場面で心がザワザワする時は、自分自身の真摯さを問われているような気がします。「その見方は、真摯さが無くない?」自分にドキッとします。自分の中での基準があるって、幸せなことです。

 今日は

#68 自分に真摯さはあるか、真摯さある行動か

というMPから、自分も考えてみました。

人間性と真摯さは、それ自体では何事もなしえない。しかしそれらがなければ、ほかのあらゆるものを破壊する。したがって、人間性と真摯さに関わる欠陥は、単に仕事上の能力や強みに対する制約であるにとどまらず、それ自体が人を失格にするという唯一の弱みである。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」