Vol.67 評価は成果の3つの領域への現実の取り組みに対して行う
MP#67 将来の可能性や別の仕事での可能性、潜在能力や見込みで評価をしていないか
今まだ出来ていないことに対してや、「こういうことができるかもしれない」というような可能性の段階のことに対して人事評価が行われるとしたらば、これからの仕事ぶりに大いに影響が出そうです。それに満足してしまい、行動が何も変わらないことにもなってしまうかもしれませんし、逆に、モチベーションが下がる原因にもなりかねません。
かと言って、売上や利益、件数などの数字のみが評価に反映されるとなると、人によっては、「何としても数字を取りたい」と思い、本来の貢献を忘れてしまうかもしれません。
組織はミッションを通じて顧客に貢献すること。社会や顧客の生活に何らかの良い変化が起こることに焦点を合わせて自分達の力を尽くすことです。
そこには、顧客の価値感を満足させるわたし達の様々な行動や工夫が必要です。それが、その場で数字とならなくても、そのような心や行動を持てることが大切です。
目に見えて結果が分かる物では無いと、基準とするのは難しいかもしれない?計測する物や方法を考えれば、自分達の行動や工夫が、価値観をどれだけ満足させることができたかをしることができます。自分も、「できるかもしれない」可能性ではなく、「できたこと」に目を向けよう。「できたこと」の計測ができるように、と思います。
今日は
#67 将来の可能性や別の仕事での可能性、潜在能力や見込みで評価をしていないか
というMPから、自分も考えてみました。
具体的な成果への期待と対比においてのみ、人の成果は評価できる。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」