Vol.32 理想的に設計された組織

#32 「会議を開いて無駄な時間を作っていないか?」

人と一緒に働くからこそ、「これは皆で議論した方がいいね」「皆で話し合いだ」と感じる事項が生まれます。「〇月×日は、会議をやります」と会議の日時を発表、メンバーを招集します。会議で使う資料作りや進行の確認など事前準備もありますし、当日は、参加メンバーの人数分の時間が充てられることになります。

なのに。
一人の人が延々と話し続けて演説会のようになってしまったり、当初話し合う予定だったことを話し合うことなく終ってしまったり。
議論が嚙み合わず、何も進展が無かったばかりか、後戻りしてスタート地点に戻ってしまうことも。

会議は集まる人の数分だけ、時間を多く使ってしまいます。事前の準備も含めると相当な量です。
この時間が、成果につながらなかったら、浪費のインパクトは相当大きなはずですが、なぜか「会議は必要な仕事の一環」と思ってしまうと、無駄をしたことに気づくことができません。会議は原則ではなく例外的なことと認識するのを忘れない。

変化の時代にあっては至難なことだが、理想的に設計された組織とは会議のない組織である。誰もが仕事をするために知るべきことを知っている。知るために必要な資源をみな手にしている。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」