#26 時間を確保する方法

今日の自問は
「その仕事を、まったくしなかったならば何が起こるか?」
です

今日まで長いこと「時間が足りない」「~には時間がかかる」などなど、時間に対する現状把握の自問をしてきました。
これらは、実際に、時間の記録をしてみて分かることですが、そろそろ現状把握も出来て来たので、次の段階に進みたい。

そのために、まず行うのは、「これからの『どこ』で時間を確保するか?」の計画ではなく
使える時間を確保すること。
そのためには、1日24時間の時間配分を考え直すことです。
「辞める」「減らす」「他の人に任せる」方法以外で、自分の時間の余白を作ることは残念ながらできないので、それらをどうにか考えるわけです。

何かを始める前に行うのは、何かを辞めること。
時間についても同様です。

辞めるためには「その仕事(その事)を、全くやらなかったら、何が起こるか?」を考えます。
「何も起こらないだろうな」と思うならば、辞めます。
「一生やらない」だと自分への心のハードルが高くなる場合は、「3カ月、やらない」「半年、やめてみよう」と期間を決めてやらないことにしてみます。「いったん辞めてみる」です。

始めるよりも辞めることの方がハードルが高い感じがします。今までの自分の選択や行動を自分から「要らない」と言うことになる感じがするからかもしれません。

でも、「時間が足りない」と感じるならば、何かを辞めたり減らしたりしないことには時間を手に入れることはできません。人から言われた基準ではなく、「その仕事を全くしなかったら何が起こるか?」を自分で考え、時間を確保できるように、と思っています。
自分の時間の使い方は自分で決めたいですから。

する必要のまったくない仕事、何の成果も生まない時間の浪費である仕事を見つけ、捨てることである。すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」