#24 人事を決定するためにかける時間

今日の自問は
「『誰に任せるか?』を短時間で決めていないか?時間をかけすぎていないか?」
です

自分の場合は「『いつの時間帯の自分にその業務を担当させるか?』を、簡単に考えてしまっていないか?」ということでもあります。

人事のお話しとして取り上げられるテーマですが、プロジェクトチームに誰をいれるか、新しい部門の長に誰を置くか、など、人事の決定は真剣になると頭を悩ませることです。
意外にササっと決められる人も多いのかもしれませんが、自分だったらば、なかなか決められないかもしれません。


人に仕事を任せる役割がない、自分のような場合は、「いつの時間帯の自分にその業務を担当させるか?」でも同じだと思います。
朝の自分、昼間の自分、夜の自分、など、その人自身の生産性が最も高い時間帯は人によって違うと思います。
自分の場合は、「夜の時間帯に行おう」と決めた仕事をしばらくやってみたのですが、寝る1時間ほど前まで仕事をして興奮している頭では睡眠の質が大きく低下、日中の体調不良や仕事パフォーマンスが直ぐに低下してしまいました。そこで、早起きに切り替え、朝食前に仕事をするように変えたところ、体調も改善しました。あのまま夜仕事を続けていたら慢性化していたと思います。


また、一ヶ月や数か月、一年、数年、といった、まとまった期間でも、「この時期にこれは出来るだろうけれど、この時期は(能力的には、まだ劣っているから)時期尚早」とか、「こういう順番で自分のインプットを増やしていく予定だとしたら、アウトプットできるのも、こういう順番になるだろう」といった、自分自身への担当決定も似ているかもしれません。

自分の業務の一部を外部に外注する場合も似ていると思います。
「社外の人なんだけど、誰に任せるか」は費用も発生しますし、検討が必要です。

検討に時間をかけすぎて、誰に任せるかを決められないままでは、何も変化は生まれませんが、
忙しくなると、時間をかけすぎよりも、時間をかけずにパパっと考えて決めてしまう場合もあるかもしれない。

その人の能力だけでなく、資質や仕事の仕方、価値観なども関わって来るので、人事の決定は急ぎ過ぎない、というのが大事かもしれません。

ほかに代えるべき資源が存在せず、人を使って仕事をせざるをえないときには、多くの時間と施策と判断が必要となる。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」