Vol.483 脅威は本当に脅威なのか

本日は

#483 ピンチの中にあるチャンス

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

代替手段が発達したため、鉄道は、自らが最も力を発揮し最も利益をあげられる事業、すなわち、貨物の長距離輸送に力を入れることができるようになった。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p223~

 アメリカの鉄道会社は、車や航空機による人の輸送が今後、主流となることを、なかなか受け容れられなかったといいます。自分達にとって、他の輸送手段の発展は脅威であるとの認識から抜け出せずにいました。

 ですが、貨物の長距離輸送が、自分達が最も力を発揮し利益もあげられる事業であると捉えられるようになったこと、代替手段の登場で僻地や過疎地の鉄道路線を廃止することも可能になったことで、再び躍進を遂げます。

 脅威と見える新しい社会変化にこそ、隠れた機会が眠っているかもしれません。避けられない社会変化を受け容れ、利用する、という姿勢を持てるかが鍵となります。

 今日は、自らにとっての脅威を、機会とできるなら何かを考えてみる日です。