Vol.479 大きくすることが良いこととは限らない

本日は

#479 規模のアンバランスを機会とするには

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

市場、特にその規模や構造に変化が生じたとき、中小企業の規模と、市場からの要求との間にアンバランスが生じる。そしてほかのアンバランスと同じように、このときも隠された機会が生じる。しかし、この種の機会の利用には、企業の規模を大きくしさえすればよいというわけではない。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p217~

 例えば、家族経営で営んでいた小さな小売りの事業が、SNSで話題になって、突如として日本中から求められる商品となった場合があるとします。

 「もっと生産できれば、もっと売れるはず」と安易に考えてはいけないよ、と警鐘をならしています。

 企業規模を大きくすることは、そう簡単には進むものではありません。組織構造の違いや財務面での違いもあるはずで、扱う商品に変化が無いと思っていても、それらを生産販売するための仕組みや、仕組みを動かしていくためのマネジメント構造は全く異なって来る場合もあります。自社が大きくなるのではなく、他社との協業の方が得策の場合もあります。

 今日は、仮にも市場規模が今よりも大きくなったとしたら、自社はどのように応じていくか?現時点の考えを確認してみる日です。