Vol.456 知識や能力にとっての機会をとらえる
本日は
#456 最大の経済的効果をもたらす機会は何か
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
彼ら二人だけが、この新しい知識がいかに大きな機会をもたらすか、そしてその経済的機会を実現するにはいかなる発明や開発が必要かを自問した。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p169~
技術開発や知識開発に取り組むことは規模の違いはあれどの企業でも行われているかもしれません。
その際、大切なことは、予め、産業を構想し、その中で必要になる資源として知識開発を行うような視点です。産業は、社会からの潜在的な要望やニーズに応えられたからこそ起った後に発展します。潜在的な欲求がある、つまりは事業機会となりうる、とも言えます。
自社の中に育てるにしても、他社の力で欠陥を補うにしても、知識開発は、やみくもに行うのでははく、これから成長していく産業、つまり事業機会を捉えて行っていくことが大切です。これは技術力の開発に留まりません。仕組み作りの場面などでも同様に言えます。
今日は、「機会」という視点で自社事業の周りを捉え直してみる日です。