Vol.427 顧客の現実を理解する
本日は
#427 自社が合理的と考えるものを最終顧客に押しつけていないか
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
顧客の、不合理に見える側面を尊重しなければならない。不合理に見えるものを合理的なものとしている顧客の現実を見ることこそ、事業を市場や顧客の観点から見るための有効なアプローチである。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p143~
最終的に購入するのは顧客自身です。そこに至るまでの意思決定に関わる場面に提供側が関与するのみです。
提供側が合理的と考えることを顧客に押しつけていたら、顧客は離れていくかもしれません。また、最終顧客にとって不合理となる情報を意図的に隠していたら、長い目で見た時に顧客からの信頼を失うことになります。
「売りたい」「売り上げをあげたい」「利益を出したい」は、自社の内向きな都合や欲のためであってはなりません。組織の外の世界における良い変化=成果、に焦点を合わせること、ミッション実現に力を尽くすこと、その視点に立てば、顧客にとっての合理性に必ず向き合う必要があります。
今日は、自社が合理的と考えるものを顧客に押しつけていないか、改めて確認してみる日です。