Vol.423 顧客の知覚が鍵となる
本日は
#423 顧客の主観と企業の思惑は異なって当然
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
買うか買わないか、いかなるときに何を買うかを決めるのは消費者の知覚である。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p136~
ペルソナという考え方がありますが、顧客の主観を企業側が正確に認識できるかどうかは簡単ではありません。人にはそれぞれの経験があり、その経験に基づき価値観を備え、意見や物の見方を有しているからです。それらに基づき「知覚」が行われます。「知覚」は人それぞれに異なっていきます。
完全一致は無理だとしても、顧客自身の知覚に依存している、という認識を企業側は持つことはできます。
分析的に考えて一部分のパーツだけを見るのではなく、全体から見て部分も取り出すことで、顧客の知覚に近づくことができるかもしれません。
今日は、具体的な顧客を一人思い浮かべたとして、その方自身の生活や仕事、年齢や好みなど、全体的に捉えてみたうえで、その人自身が何に価値を感じているかを考えてみる日です。