Vol.406 自社の事業を外から見て分析する視点

本日は

#406 組織の中を見ていては答えが出ないものがある

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

そもそも企業が「適切な事業を行っているか」をいかにして知るか。「わが社の事業は何か。何であるべきか」をいかにして知るか。この問いに答えるには事業を外から見て分析することが必要となる。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p114~

製品やサービス、市場や顧客、流通チャネルの分析やコストの分析は、自社の事業が、現在どのような状況であるかを知ることができます。現在の状態を分析するためです。

ですが、本来、組織にはミッションがあり、ミッションを実現するために事業が行われているはずです。それらは創業時やこれまでの営業の途中で、「この方向性で行く」と無意識であっても意思決定された結果、行われています。

「適切な事業を行っているか」は、意思決定とその結果に関する問いです。

意思決定の結果が適切か否かは、成果が生まれる場所=組織の外からでないと分析することができません。

「事業とは、市場において知識という資源を経済価値に転換するプロセスである。」

(創造する経営者p114)

今日は、事業を外部から見る機会を持っているか、振り返る日です。