Vol.403 経済活動の一環として不可避なコストの捉え方
本日は
#403 経済価値を生み出さないが必要な活動についてのコスト
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
補助的コストについては、まず、それらが必要かどうかを明らかにしなければならない。したがって、「この仕事をやめたならば、どれだけの損失を受けるか」を問わなければならない。もし答えが、「最小限に切り詰めた場合の補助的コスト以下」であるならば、時折の損失を覚悟してそのような活動はやめてしまうべきである。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p89
総務や経理の部署は経済価値を直接的には生み出していなくても、企業が経済活動を行うためには必要不可欠な活動を行っています。
これらを、どう捉えるか。
「完全に辞めてしまうことは無理だ」と考えられるかもしれませんが、考え方として、完全に辞めたことで発生する別の経費が、これらの活動を続けた状態でも最低限発生してしまうコストよりも少ないのであれば、辞めてしまう判断もあるかもしれません。
現代ではアウトソーシングによってこれらを賄うこともできます。
今日は補助的な活動について「この仕事を辞めたなら、どれだけの損失を受けるか?」を考えてみる日です。