Vol.272 「撤回」という選択肢は必須
本日は
#272 「誰が撤回するか」を決めているか
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
決定はいつでも撤回できるようにしておかなければならない。そのためには、二つのことが必要となる。第一に代替案を用意しておくことである。第二に撤回の責任者を決めておくことである。こうして、責任追及に時間をとられないようにしておかなければならない。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
意思決定は、現在の資源を不確かな未来に投下すること。となれば、間違いは起こって当然です。確率で言えば、意思決定の結果が正しいことよりも間違っている可能性の方が高いともいえる。
間違いがあったとしたら、調整で済む場合もあれば、撤回して再度検討して新たな方法を行わなければならないこともあります。
「撤回ができない」「撤回しない」と暗黙の了解があると、成果のあがらない領域にいつまでも大切な資源を投下し続けることになってしまいます。勿体ないと通り越して、危機的状況かもしれない。
撤回してよい。むしろ、次の代替案を決めておくことや、撤回の条件、担当者を決めておくことが必要です。