#27 時間管理と権限委譲時の注意点
今日の自問は
「自分が使える時間を増やすために、委譲するべきではないことを他の人に任せてはいないか?」
です。
時間が足りないことを痛感し、自分の時間を大事にしたいと気づくと、次に考えつくのが「他の人にやってもらって自分の時間を確保しよう」ということ。
「それ以外に方法は無い。だって時間は希少な資源だし」と思うわけです。
たしかに、他の人にもできることは何かを考えて、やってもらうのは大事です。
そして、仕事の膨大な部分は、ほかの人によっても十分に行うことができることかもしれません。
だけれども、大事なことは
本来自分が行うべき仕事なのに任せてしまったり、為すべき事では無いことのために時間を確保しようとして仕事を人に任せることが無いように、仕事の意義や目的から考えること、です。
時間の確保が目的になってしまうと、判断を間違えてしまう時があります。傲慢な判断になってしまったり。。。
あくまでも目的は、成果。外の世界への貢献。
時間の確保は、そのための手段です。
時間のことだけを考えずに、時間の使い方を考えるっていうのがとても深いです。
自らが行うべき仕事を委譲するのではなく、自らが行うべき仕事に取り組むために他の人にできることを任せることは、成果をあげるうえで必要なことである。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」