#3 頭を使って考える仕事をする人をマネジメントする方法

接客の売り場ではお客様が来店されるまで
係りの店員さんは店内で新たなお客様が来店されるのを待っている時があります。

ある店員さんは、品物を手にとり、真剣な面持ち。
ある店員さんは、宙に目線をやって一点を見つめている。

この時、二人の店員さんは、それぞれ、何を考えているか
後ろに居る上司から見たら全く分からないわけです。

品物を手にとりながら、新製品についての知識を覚えようとしている
ように見えて
実際は「これと似た物をテレビのあの人も持っていたな。あの番組は面白かったな。早く帰って続きがみたいな。」と思っているかもしれませんし

宙に目線をやりながら、何ボーっとしてるんだ!と
注意されそうなくらい長い時間の一点集中かもしれないけれど
実際は「先日、来店して購入くださった〇〇さんは、その後、困ったことは無いだろうか。お客様の購入後の悩みや不安を知る機会って、意外と無いなぁ。なにか手だてが必要じゃないかな」
と考え事をしているかもしれません。

商品に対する詳しい情報が必要だったり、お客様の好みや要望を把握する力が必要だったり
仕事をするうえで頭を使う場面は多少なりともありますが、
頭を使っているか・使っていないかは、当の本人以外にはわかりません。
分からないため、「頭を働かせなさい!」と上司は強制することもできません。

だとしたら、上司は、どうしたらよいか。

自分の意見や見方を話すのではなく、相手の考えや見え方、行動を聴いてみる。
意見を言いたい自分には、なかなか難しいけれども。。。。

「真剣に手に取って見ていたけれど、この新しい商品、お客様にはどんな反応?」
「最近、店頭で接客していて、お客さんにとって、もっとこうした方がいい点、ありそう?」

いろいろ内容は出てくると思いますが、

「あなたがお客さんにもっと貢献できるために、私にできることって、なにかある?」
という切り口で、聴いてみる、質問してみると
意外な答えが返ってくるかもしれません。

頭を使って仕事をしている人を、管理したりコントロールすることはできません。
その人をマネジメントできるのは、その人だけです。

言うは易しで、自分にはなかなか難しい部分でもあるのですが、、、、
この数年の間で、少しずつ出来るようになって来ました。聴け、話すな。

ぐっとこらえて、聴け、話すな。

知識労働者を直接あるいは細かく監督することはできない。彼らには助力を与えることができるだけである。知識労働者は自らをマネジメントしなければならない。自らの仕事を業績や貢献に結びつけるべく、すなわち成果をあげるべく自らをマネジメントしなければならない。

P.F.ドラッカー著「経営者の条件」

#旅は道連れ世は情け
#可愛い子には旅をさせよ