Vol.519 優先順位と劣後順位の意思決定

本日は
#519 やらないことを決めること
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
事業を、いかに組織化し単純化したとしても、なすべきことは常に、利用しうる資源に比してはるかに多く残る。機会はそれらを実現するための手段よりも多い。したがって、優先順位を決定しなければ何事も行えない。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p265~
事業の定義や卓越性の定義などは、最終的に意思決定されて決まりますが、この意思決定の中で他の大切なものが、順位について。優先順位と劣後順位の決定です。
企業内部では資源に限りがあります。その資源をどの機会に投下するか、意思決定の中で最も未来に影響があるかもしれません。
その前提となって必要なのが、先に、劣後順位を決めることです。やらないこと決めるのは勇気が要ります。ひょっとしたら機会を他の人に譲ってしまうことになるかもしれない。
けれども、資金や時間、エネルギーなど分散せずにそこに集中するためにも、劣後順位を決定し、優先順位を決定していきます。
今日は事業において、ある商品の販売や、あるサービスの展開など、この1年の間に辞めること、やらないことを、決める日です。